こんにちは。金属アレルギー対応のアクセサリーショップのBartlett(バートレット)です。
以前に金属アレルギーでも身に着けられる金メッキ(ゴールドメッキ)の注意点という記事を執筆させてもらいました。その中で金張り、金貼り(ゴールドフィルド)という単語が出てきたと思います。
今回はその金張り(ゴールドフィルド)について、金属アレルギーの観点も交えて詳しく説明していきたいと思います。
金張り(ゴールドフィルド)とは?
金張り(ゴールドフィルド)とは、芯材となる金属(地金)の表面を総重量の5%(1/20)以上の金(ゴールド)で覆い、熱処理と圧延によって合金化接合した金属のことを指しています。
アクセサリーにはどのように表記されているのかというと、略称で表記されていることが多いです。GPが金メッキ、GFが金張りになります。
GP : Gold Plated = ゴールドプレーテッド = 金メッキ
GF : Gold Filled = ゴールドフィルド = 金張り
となっています。つまり、14KGFと記載があれば14Kの金(ゴールド)を使って金張り(ゴールドフィルド)をしていますよ、ということになります。18KGPは18Kの金メッキですね。理論さえわかれば表記は簡単に読み取れます。
14Kや18Kの説明は金属アレルギーでも身に着けられる金メッキ(ゴールドメッキ)の注意点でもしましたが、24Kは100%の金(ゴールド)、18Kは75%の金(ゴールド)、14Kは58%の金(ゴールド)の含有量になります。
アクセサリーには純金厚メッキと記載されることもあります。金メッキよりも厚くメッキを張ってますよ、ということですね。ただ、こちらはどの程度厚く表面処理をしているのか定かではありません。金メッキ(ゴールドメッキ)や金張り(ゴールドフィルド)とは別物とお考え下さい。
名前から金メッキ(ゴールドメッキ)よりは厚いのかなと想像はしていますが、どの程度の厚みなのかはわかりません。また、金(ゴールド)は純度が高ければ高いほど柔らかく、純金のメッキであれば剝がれやすくなっています。
しかし、18Kや14Kは合金に何が使用されているかわからないため、金属アレルギーの方にとっては24Kの純金メッキ、純金貼りが良いと思っています。
金張り(ゴールドフィルド)の特徴とメリット
金張り(ゴールドフィルド)の特徴としては以下が挙げられます。
- 金(ゴールド)と同様の外観(色合い・光沢)、金属特性(イオン化傾向・耐食性・導電性・熱伝導性など)を有している。
- 金(ゴールド)と比較して安価に製造・供給が可能でコストパフォーマンスに優れている。
- 金メッキよりも境界面が剥離しにくく、金の層が厚いので摩耗しにくい。
- 金メッキよりも腐食しにくく酸化しにくいため、錆びずに室温で変色しにくい。
金(ゴールド)の良い部分を取り込み、金メッキ(ゴールドメッキ)よりも頑丈と覚えてもらえれば幸いです。
金張り(ゴールドフィルド)のデメリット
金張り(ゴールドフィルド)は金メッキ(ゴールドメッキ)とは違い境界を原子レベルで合金化させるため、複雑な形状にすることが出来ない点が挙げられます。
また、切断面などの構造上、どうしても地金が露出した状態になっている部分あったり、部分的にろう付けで接合されているパーツもあ場合、金属アレルギーが出る可能性があります。これは金メッキ(ゴールドメッキ)と一緒ですね。
また、金張り(ゴールドフィルド)は傷や摩耗等により地金が露出した場合、再び金張り(ゴールドフィルド)することはできないため、金メッキ等で補修することになります。元の状態に戻すことはできない点もデメリットになるでしょう。
金張り(ゴールドフィルド)と金メッキ(ゴールドメッキ)の違い
金張り(ゴールドフィルド)と金メッキ(ゴールドメッキ)の一番の違いは耐久性です。金(ゴールド)を厚く塗っている分、金張り(ゴールドフィルド)の方が耐久度は高くなっています。もちろん、価格も金張り(ゴールドフィルド)の方が高いです。
また、金張り(ゴールドフィルド)はベースの地金と。金(ゴールド)を圧力を加えて原子レベルで境界を合金化させているため、剝がれにくいのも特徴です。
金張り(ゴールドフィルド)は金属アレルギーでも大丈夫?
結論から申し上げますと、大丈夫だと思っています。金メッキでも大丈夫なのですから、それ以上に金を厚く使用している金張り(ゴールドフィルド)は問題ないと言えるでしょう。
しかし、金張り(ゴールドフィルド)も金メッキ(ゴールドメッキ)も表面に金(ゴールド)を使用しているだけに過ぎませんので、表面の金(ゴールド)が剥がれてしまうと金属アレルギーが発症してしまう恐れがあります。ご注意ください。
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