金属アレルギーでも身に着けられる金メッキ(ゴールドメッキ)の注意点

こんにちは。金属アレルギー対応のアクセサリーショップのBartlett(バートレット)です。
今までの記事で『金(ゴールド)は金属アレルギーでも身に着けられる金属』だと説明してきました。この言葉を聞いて、以下ような疑問が湧いてきませんか。

じゃあ、金メッキ(ゴールドメッキ)は身に着けられるの?

そこで今回は金属アレルギーでも金メッキのアクセサリーは身に着けられるのかという説明と、その注意事項、金(ゴールド)との違いについて優しく説明していきたいと思います。

この記事を書いた人
Mitsuki

金属アレルギー対応のアクセサリーショップ『Bartlett Store|バートレット ストア』の中の人です。金属アレルギーの悩んでいる人のために、自身の知識が役に立てばと持っています。

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金属アレルギーでも金メッキ(ゴールドメッキ)は身に着けられるの?

結論から申し上げますと、身に着けることは出来ます。金メッキ(ゴールドメッキ)とは、金属(真鍮など)の表面に金をコーティングさせたものになります。つまり、きちんとコーティングされていれば金属イオンが溶け出してくることも無いのです。

メッキと言うと「メッキが剥がれる」という慣用句があります。このメッキは本体の金属を腐食から守るために行っており、古来から装飾品や仏具などで行われていました。腐食から守る、つまり錆びから守るためにメッキ処理を行っているのです。

ただ、デザインや構造上の問題で、どうしても地金が露出した状態になっている部分あったり、部分的にろう付けで接合されているパーツもあ場合、金属アレルギーが出る可能性があります。注意してください。

金メッキを身に着ける際の注意点

金(ゴールド)は重く、耐食性があります。そのため腐食しにくく金属アレルギーの怒りにくい金属です。金(ゴールド)の含有量は表記によって異なります。表記は主に以下のようになっています。

・24K(金100%)
・18K(金75%)
・14K(金58%)
・10K(金42%)

つまり、24K以外の金メッキでコーティングされていた場合、金メッキにニッケルなどが使用されている場合があります。可能であれば「24Kゴールドコーティング」と表記されている金メッキのアクセサリーを選ぶようにしましょう。

もちろん18Kでも良いのですが、残りの金属に何が使われているかをしっかりと確認する必要があります。ニッケルメッキはもってのほかです。100%NGなので気を付けましょう。

メッキが剥がれたら身に着けられません

あくまでも金メッキは表面をメッキでコーティングしているだけに過ぎません。そのため、地金には細心の注意が必要なのです。少しでもメッキが剥がれている個所があれば、そこから地金のニッケル、亜鉛、真鍮などから金属イオンが流れ出てしまう可能性があります。

名前から金メッキ(ゴールドメッキ)よりは厚いのかなと想像はしていますが、どの程度の厚みなのかはわかりません。また、金(ゴールド)は純度が高ければ高いほど柔らかく、純金のメッキであれば剝がれやすくなっています。

日ごろから手入れをマメに行い、傷が付いていないかを確認しましょう。毎日使用していると、水に塗れ、布とこすれることでメッキは少しずつ剥がれていきます。メガネ拭きなどの柔らかい布で汗や皮脂を拭き取ると長持ちします。

金メッキ(ゴールドメッキ)と金張り(ゴールドフィルド)の違い

金メッキ(ゴールドメッキ)とよく比較されるのが金張り(ゴールドフィルド)です。では、この金メッキ(ゴールドメッキ)と金張り(ゴールドフィルド)は何が違うのでしょうか。

金メッキ(ゴールドメッキ)と金張り(ゴールドフィルド)の違いはその層の厚さです。金メッキ(ゴールドメッキ)は薄い金の膜なのに対し、金張り(ゴールドフィルド)は総重量の5%の厚みがあります。

金張り(ゴールドフィルド)は熱と圧力を加えて金を圧着しているため、金メッキ(ゴールドメッキ)のように皮膜がすぐに剥がれてしまうという心配はほとんどないというのが特徴です。なので、金属アレルギーが心配なのであれば、金張り(ゴールドフィルド)だとさらに安心です。

金属アレルギーなら金メッキ(ゴールドメッキ)よりも金張り(ゴールドフィルド)

金張り(ゴールドフィルド)であれば金の層が非常に厚いため、下の金属がむき出しになる心配はほとんどありません。そのため、金属アレルギーが気になる方は金メッキ(ゴールドメッキ)よりも金の層が分厚い金張り(ゴールドフィルド)のアクセサリーがおすすめです。

まとめ

ゴールドメッキの利点と金属アレルギーのリスク、金属アレルギーとゴールドメッキについて解説しました。

金属にはそれぞれ特徴があり、金属アレルギーになりやすいもの、金属アレルギーになりにくいものがあります。金属アレルギーは誰にでも発症リスクがあり、決して他人事ではありません。

そして金属アレルギーを持つ人がジュエリーを身につける手段の1つにゴールドメッキの施されたジュエリーを選ぶ方法がありますが、ゴールドメッキが剥がれてしまうと金属アレルギーを起こす可能性があるため注意が必要です。

メッキが施されているからといって油断せず、金属アレルギーには注意してジュエリーを身につけましょう。

Bartlett Storeについて

私たちBartlett Store(バートレットストア)では金属アレルギーの方でも身に着けることのできるアクセサリーを販売しています。

主にサージカルステンレス(SUS316L)素材のアクセサリーを取り扱っており、金属アレルギーの方でも安心して身に着けることが出来ます。

もし、興味がございましたらオンラインストアの方も覗いてみてください。

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