こんにちは。金属アレルギー対応のアクセサリーショップのBartlett(バートレット)です。
シルバー925なら金属アレルギーでも身に着けられると聞いたけど、少し不安だと思っている方のために私たちがシルバー925と金属アレルギーの関係について詳しくまとめました。
自分は身に着けることが出来るのかどうかの参考にしていただければと思います。
シルバー925で金属アレルギーになるの?
銀(シルバー)は、純チタン・金(ゴールド)・白金(プラチナ)などと同じく金属アレルギーを起こさない金属として有名です。理由としては金属アレルギーの原因となる銀イオンが溶け出しにくい金属だからです。
ただし以下のケースでは、金属アレルギーになる可能性があります。
- 7.5%の銅が金属アレルギーになる方
- 実は7.5%にニッケル・亜鉛など金属アレルギーになりやすいものが使われている
それでは詳しくみていきましょう。
7.5%の銅で金属アレルギーに
稀なケースですが、銅がアレルギー反応を引き起こすという方も数は少ないものの、ゼロではないようです。アレルギーの発症しやすい金属はそれ本当に大丈夫?金属アレルギーの方向けアクセサリーの選び方に詳しく調べた結果がありますので、良かったら読んでみてください。
シルバー925は、シルバーが92.5%・残り7.5%は合金でできています。これはアクセサリーとして使えるように硬くしているからです。一般的にこの7.5%は銅でできているので、銅が厳しい方はピュアシルバーを検討した方が良いです。
金属アレルギーは簡単に検査できます。自分が何の金属でアレルギーなのかは、皮膚科で簡単に検査ができます。費用は大体1000円くらい。「シルバー925なのに金属アレルギーになった」という方のほとんどは、ニッケルや亜鉛が原因でシルバー925なのに金属アレルギーを起こしています。
金属アレルギーになりやすい金属
- ニッケル
- コバルト
- スズ
- 水銀
- 亜鉛
- 鉄
上記に金属アレルギーになりやすい金属を列挙しました。中でも、ニッケルが大半の原因になっています。ニッケルはとくに発症しやすく、少量でも含まれるかどうかだけで症状が起きます。
結論付けると、シルバー925で金属アレルギーになりたくないなら、スターリングシルバーを選んだ方が良いということです。
参考:スターリングシルバーとは?シルバー925との違いと金属アレルギーとの関係を解説
ただ、スターリングシルバーが絶対引き起こさないという訳ではなく、上記で述べている通り、銅が反応してしまう方はサージカルステンレスをオススメします。
参考:サージカルステンレスってなに?本当に金属アレルギーでも大丈夫なの?
もちろん、無理に金属のアクセサリーを身に着ける必要はありません。とりあえず使ってみて無理ならやめるという選択肢もあります。
ただ、身に着けるのであれば、できるだけアレルギーになりにくいものを選びたいですよね。そんな金属アレルギーさんはピュアシルバーか、他の貴金属のシルバー色をおススメします。
金属アレルギーは、ニッケルを主原因とするものが大半なので、ニッケルを含まないアクセサリーを選ぶことが大切です。
自分で判断がつかない場合は、お店に「この商品はピュアシルバーですか?」と事前にお問い合わせをしてみるのも良いです。
どうしてピュアシルバーじゃダメなの?
ここまで読んだ方はそう思うかもしれません。それは前述した通り、ピュアシルバーだと強度が低く、アクセサリーとしての使用に耐え得るかどうか怪しい部分があるからです。シルバー925のメリットを記載します。
- 製造時に欠陥ができにくい
- 変形しにくく丈夫
- 宝石などのホールド力が高い
- 耐摩耗製が高く、磨り減りにくい
ピュアシルバーよりも、銅などと合金にする方がアクセサリーとしてのメリットがこんなにあるのです。そのためシルバーアクセサリーでは、925が好まれています。
まとめ
金属アレルギーの方にとってシルバー925は使える選択肢の一つです。ただしニッケル等が含まれるとその限りではありませんので、繰り返しになりますが可能であれば、皮膚科で何の金属アレルギーか確認する。検査は難しい場合は、ピュアシルバーかサージカルステンレスなどのシルバー色の他の貴金属を使用することにしましょう。
その上で不安な場合は、ショップに問い合わせることを忘れずに。金属アレルギーでシルバーを検討中の方に、参考にしていだければ幸いです。
コメント