ノンニッケルはニッケルフリーとは違うのかを丁寧に解説

こんにちは。金属アレルギー対応のアクセサリーショップのBartlett(バートレット)です。
ニッケルフリーだったら金属アレルギーは発症しないのかを優しく解説という記事を掲載しました。そこでノンニッケルという言葉が出てきたと思います。

このノンニッケルという表記に違和感を覚えたことはありませんか?

ノンニッケルニッケルフリー、何が違うのだろうかと。

そこで今回はノンニッケルニッケルフリーの違いについて説明したいと思います。参考にしてもらえたら幸いです。

この記事を書いた人
Mitsuki

金属アレルギー対応のアクセサリーショップ『Bartlett Store|バートレット ストア』の中の人です。金属アレルギーの悩んでいる人のために、自身の知識が役に立てばと持っています。

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ノンニッケルとニッケルフリーの違い

気になるのはノンニッケルニッケルフリーの違いですよね。簡潔に説明します。

ニッケルを含有する材料を使っていないアクセサリーがノンニッケル。ニッケルの含有量を極力少なく、最小限にしてあるのがニッケルフリーです。詳しくみていきましょう。

ニッケルフリーとは

ニッケルフリーはニッケルの含有量を極力少なく、最小限にしてあるものです。そのため、ニッケル自体は含まれています。ニッケルフリーと聞くと、入っていないように聞こえますよね。良く間違われやすいので気を付けてください。

ニッケルフリーについて詳しくはニッケルフリーだったら金属アレルギーは発症しないのかを優しく解説を読んでみていください。

ノンニッケルとは

ノンニッケルとは、ニッケルを含有する材料を使っていないものになります。どちらもニッケルが入っていないように聞こえますが、ニッケルが入っていないのはノンニッケルだけです。

ノンニッケルは、ニッケルの代わりにチタン合金やステンレスを使用したり、ホワイトゴールドでもニッケルを使用しないホワイトゴールドもノンニッケルと表記することがあります。

ノンニッケルとニッケルフリーの基準

ノンニッケルとニッケルフリー。これらにニッケルの含有量の基準はあるのでしょうか。結論から申し上げますと、現在の日本では明確な基準は無く、メーカーや製造業者、販売者次第となっています。

しかしその一方で、ヨーロッパではノンニッケルとニッケルフリーの基準は厳しく法律で規制されています。その基準は以下の通りです。

  1. メッキの中にニッケルを使用していないか
  2. 金属の中にニッケルが含まれていないか
  3. 溶出量検査などの業界基準を満たしているか

これら全ての基準を満たさない限り、ノンニッケルやニッケルフリーという表記が出来ないようになっています。もし、ノンニッケルのアクセサリーが欲しい場合、ヨーロッパから取り寄せるのも一つの方法かもしれません。

ニッケルは金属の中でも安価で資源も豊富にあります。そのため、アクセサリーだけではなくネジなど日用品に使用されています。できる限り安く製造しようと思うと、どうしても使用されてしまうのです。

ノンニッケルなら金属アレルギーでも大丈夫?

現在の日本ではノンニッケルもニッケルフリーと同様にニッケルの含有量はメーカーや製造業者に委ねられています。

そのため、購入する前に店員さんやメーカーに事前確認をするのが望ましいでしょう。もし、確認が出来ない場合は避けておくのが無難です。

ニッケルオフとは

他にも類語としてニッケルオフという言葉があります。ニッケルオフも他のノンニッケルやニッケルフリーと同様の言葉と考えて問題ありません。日本では定義されていないため、ニッケルが含まれていると考えるのが無難です。

まとめ

今回はノンニッケル、ニッケルオフ、ニッケルフリーという言葉について考えていきました。日本ではまだまだ規制がされていませんが、ヨーロッパでは法律によって厳格に規制されています。

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