こんにちは。金属アレルギー対応のアクセサリーショップのBartlett(バートレット)です。
金属アレルギーの症状が発症したらオロナインH軟膏を塗っていませんか。
私の家系でも祖父母が「なにかあったらオロナインを塗っとけ」というタイプでオロナインH軟膏=皮膚の万能薬みたいなイメージを持っていました。もちろん、我が家にもあります。
ですが、本当に金属アレルギーの症状に効果があるのか改めて調べてみたので、私の調査報告をしたいと思います。
オロナインH軟膏は金属アレルギー症状に効果無し
結論から述べますと、オロナインH軟膏は金属アレルギーの症状に効果ありません。というのも、オロナインH軟膏は殺菌成分が含まれている軟膏であり、痒みやかぶれを抑える成分が含まれていないからです。
金属アレルギーの主な症状である痒みや腫れには効果がありません。痒み止めや抗炎症成分などが含まれた市販薬(ステロイド軟膏)の使用をおすすめします。
参考:金属アレルギーの症状には市販薬のリンデロンVs軟膏が良いって本当?
オロナインとは
では、そもそもオロナインH軟膏とは何なのでしょうか。
オロナインH軟膏は、殺菌効果に優れたクロルヘキシジングルコン酸塩配合の皮膚疾患・外傷治療薬です。殺菌成分配合の軟膏が患部を覆ってケアします。
※公式サイトより抜粋
となっています。主な用途は外傷治療薬なのだそうです。痒みは外傷とはまた違いますので、効果がなさそうですね。
オロナインH軟膏の効能・効果
オロナインH軟膏に効果のある症状は以下の通りです。
- ニキビ
- 吹出物
- 白色粃糠疹(はたけ)
- やけど(軽度)
- ひび
- しもやけ
- あかぎれ
- キズ
- 乾燥水虫
- いんきん
- たむし
- しらくも
以上の12種類の症状に効くとされています。では、どうしてオロナインH軟膏が金属アレルギーの症状に効くと噂されているのでしょうか。これは私の推測ですが、いんきんたむし等のカビによる感染症に効果があるからだと思っています。
このいんきんやたむし、しらくも等の白癬菌はかゆみを伴い環状に赤く盛り上がる特徴的な発疹が現れます。なんだか金属アレルギーの症状と似ていますよね。
ですが、金属アレルギーは白癬菌などのカビの症状とは違い、アレルギー症状なので外的要因ではないのです。そのため、症状が似ていても効果が無いということになります。
また、オロナインH軟膏にはステロイドが含まれていないとメーカーが明言しております。症状に合った薬を使用しないと効果が無いのは当たり前ですよね。
金属アレルギーの症状が発症したらどうすれば良いの?
では、金属アレルギーの症状が発症したらどのような薬を使用すれば良いのでしょうか。
一番良いのは皮膚科の先生が処方したお薬を使用することです。しかし、病院に診察に行くのは手間ですし、時間もかかりますよね。どうしても何とかしたい場合は、ステロイド軟膏を使用することをおすすめします。
金属アレルギーの症状には市販薬のリンデロンVs軟膏が良いって本当?
市販薬でもステロイド外用剤は販売しておりますが、ステロイド外用剤はその効能によって5段階に分けられています。自分の皮膚の状況と相談しながら使用するステロイド外用剤を選びましょう。
あくまでも市販薬は一時凌ぎに使用するに留めてください。必ず、皮膚科を受診して医師に薬を処方してもらうようにしましょう。
まとめ
オロナインH軟膏は金属アレルギーの症状緩和に効果はありません。もし、効果があった場合はプラシーボ効果か金属アレルギーではない可能性があります。
金属アレルギーになったと思ったら皮膚科に受診することにしましょう。あくまでも市販のステロイド外用剤は一時凌ぎに使用するに留めてください。
一番は金属アレルギーにならないことが大事です。バートレットストアでは金属アレルギーになりにくいアクセサリーを販売しておりますので、良かったら普段使いに使用してみては如何でしょうか。
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