こんにちは。金属アレルギー対応のアクセサリーショップのBartlett(バートレット)です。
プラチナコーティングとは?金属アレルギーの私には問題ないの?
アクセサリーの素材って、聞き馴染みのない言葉が多いですよね。そんな方のためにこの記事ではプラチナコーティングについてや金属アレルギーの方にとっての注意点を解説していきます。
プラチナコーティングとは?
簡潔に説明しますとプラチナコーティングとは、アクセサリーなどの金属の表面をプラチナで加工をしている、ということです。プラチナは和名で白金(はっきん)と呼ばれる貴金属の一種です。シルバーよりもやや重みのある落ち着いた白色をしています。
- 変色・変質しにくい
- 錆びにくい
- 日本人の肌に馴染みやすい
- 加工しやすい
などメリットが多く、希少な金属ながら日本は世界最大規模のプラチナ消費国です。
また、プラチナコーティングの呼び名は一種類ではありません。一般的にはロジウムコーティング、ロジウムメッキ、プラチナコーティング、プラチナ仕上げなどメーカーや販売店によって使い方が異なりますが、これらは全部同じと思って大丈夫です。
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プラチナコーティングとロジウムコーティングの違い
では、プラチナコーティングとロジウムコーティングは何が違うのでしょうか。実際はロジウムコーティングでも実際の店舗ではプラチナコーティングかプラチナ仕上げと書いてあります。
これは、プラチナが白金とロジウムが白金族の元素の一つでプラチナとロジウムは親子関係の金属だからなんです。そのため、「プラチナ」という言葉をどちらで使っても間違いではないことから、希少貴金属で有名な「プラチナ」を使いたい。と判断されたと考えることができます。
「ロジウムコーティング」よりも「プラチナコーティング」の方が高級感がありますよね。また、知名度もプラチナの方が高いため、メーカーや販売店としても「プラチナコーティング」や「プラチナ仕上げ」という言葉を使っているのです。
プラチナコーティングは金属アレルギーでも安全?
プラチナを含む貴金属は、金属アレルギーにもなりにくい金属としても人気の金属です。金属アレルギーの方がプラチナ仕上げのネックレスを着けたまま、スポーツをして汗を流しても、全く赤くも痒くもならなかったので本当に大丈夫なようです。
ただ、プラチナコーティングもプラチナ仕上げもメッキ処理(表面をプラチナで加工をしている)ということだけは注意しましょう。この表面のプラチナが剥がれ、地金が見えてきた場合、地金に反応して金属アレルギーが発症する場合があります。
金属アレルギーの方への注意点
プラチナにしろロジウムにしろ、そのものは金属アレルギーになりにくい金属ですが、注意点が2つあります。
1. パラジウムが金属アレルギー要因になることも
1つは、プラチナを加工する際、割金によく使われる『パラジウム』という金属が、稀にアレルギー原因になることです。確率で言えば低いのですが、プラチナアクセサリーが欲しい方は知っておいて損はありません。
2.コーティングが剥がれたら金属アレルギーになることも
そしてもう1つは、プラチナコーティングが剥がれたら、地金が原因で金属アレルギーを発症する可能性があること。
前述しましたが、芯となる地金が鉄や真鍮、ニッケルなどでできている金属だと、プラチナコーティングが剥がれてきたときに突然痒くなったり、赤くなったりしてしまいます。
プラチナコーティングだとしても、地金の金属表記がなかったり「合金」とだけ書かれているものは、地金が何でできているのか分からない=金属アレルギーになってもおかしくありませんので、ぜひ避けることをおすすめします。
金属アレルギーの方はプラチナコーティングの心配よりも「地金が何でできているか」を知るようにしましょう。
金属アレルギーの方の地金選び
金属アレルギーの方なら、プラチナコーティングよりも本体がプラチナのものや、金属アレルギーに強い金属を選びましょう。
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私たちBartlett(バートレット)金属アレルギーの方のための、金属アレルギーに対応しているアクセサリーブランドです。せっかくデザインが気に入って購入したいと思ったアクセサリーも、かゆくなったり赤くなったりしたら台無しですよね。
そんな悲しい経験をさせないために、金属アレルギー症状の起こりにくいサージカルステンレスを採用しています。
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金属アレルギー対応って書いてあったんだけど、結局は赤く痒くなってしまった。そんな経験ありませんか。私たちはだからこそ、金属アレルギーの方に私たちのアクセサリーを使っていただきたいです。
プラチナコーティングのまとめ
プラチナは、金属アレルギーでも使える金属なので、心配しなくても大丈夫です。メッキ処理などの表面をコーティングした状態でもコーティングが剥がれていない限り使用することは出来ます。
ただし金属アレルギーならば
- パラジウムでごく稀にアレルギーを発症する事例もある
- コーティングではなく、地金の金属で選ぶ
この2点に注意しつつ、本体を金属アレルギーが起こりにくいものを選びましょう。
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