こんにちは。金属アレルギー対応のアクセサリーショップのBartlett(バートレット)です。今回はピアスの樹脂ポストについてお話ししたいと思います。
金属アレルギーの方は樹脂素材ピアス選んでおけば絶対に大丈夫だと思っていませんか。アレルギーの観点からみると正しい判断だと思います。しかし、少し冷静になって考えてみてください。その樹脂ポストは今でも手元に残ってますか。
樹脂ポストは金属アレルギーを引き起こさないというメリットがある反面、簡単に折れてしまう、壊れてしまうというデメリットがあります。そこで、この記事では以下のことをご紹介します。
- 樹脂ピアスを使うデメリット
- 金属アレルギーでも使える金属について
上記をご紹介します。金属アレルギーだから金属を諦めているのであれば、それは勿体ないと思ったので、金属アレルギーの方にはぜひ、金属アレルギー症状が起こりにくい金属の存在を知っていただきたいと思います。
樹脂ピアス3つのデメリット
それでは、私たちが樹脂ピアスをおすすめしない3つの理由を説明したいと思います。もし、樹脂ピアスで満足しているのであれば、あまり関係のない話かもしれません。
1.ポストがすぐに折れる
樹脂素材はとても脆い素材です。購入して使用し始めたその日にヒビが入ることも珍しくありません。それでなくても数回使えば、耐久性に問題が出てくると思います。折れてしまうと、もう二度と使用できないのでコストパフォーマンスは悪いですよね。
ポストの付け替えが出来る。樹脂ポストを入れ替えるということもできるといえば、できます。しかし、一つ一つ入れ替えるのは面倒ですし、現実的ではないと思います。
そうなると、ポストの折れたピアスは身に着けることが出来ずに奥にしまわれてしまいます。そのため、安いからと言って使い捨ての気持ちで次々と買い足していませんか。お金も時間も勿体ないと思ってしまいます。
2.デザインが選べない
樹脂ピアスを購入する方は、金属アレルギーだから、という理由で選んでいる方もいると思います。ですが、樹脂ピアスだからといって実はまだ安心はできないのです。
気に入ったデザインのピアスは、金属が耳にふれるため、樹脂ピアスでも金属アレルギーがよく起こりました。大きいデザインのピアスは、樹脂ポストだけで金属アレルギーを防ぐことができません。耳と金属が絶対に触れ合わないデザインとなると以下の条件に絞られます。
- 耳に触れない小ぶりのデザイン
- 樹脂ポストがS字フックになっていて本体が耳の下にくるロングピアス
大まかに分類すると、この2択となります。
そうなると、ピアス選びがだんだん楽しくなくなってきますよね。可愛いピアスはすぐに見つかるのですが、ポストがすぐに折れるし諦めよう。そんな考えに陥ってしまいます。
3.ホールに雑菌が繁殖しやすい
樹脂ピアスなのにピアスホールが痒くなる。デザインにも気をつけてるのに耳が痒くなる。気を付けているのにピアスホールがかゆくなったことはありませんか。樹脂という素材は、汚れを吸着しやすい性質があるのも知っておかないといけません。
汚れが溜まると化膿を起こして炎症する可能性が高くなります。さらに樹脂ポストは金属ポストより少し太くできています。ものによっては先端が尖っているものも。そんな樹脂ポストの特徴を知らずに使っていると、自分が気付かない間にピアスホールを樹脂ポストの着脱で傷つけて、また炎症が起きてしまいます。
樹脂ポスト以外のピアスを諦めない
金属アレルギーで金属ピアスも身に着けられず、樹脂ポストもすぐに壊れてしまうため身に着けられない。そう思っていませんか。金属アレルギーでも可愛いピアスを身に着ける方法はまだあるんです。そのいくつかをご紹介します
金属アレルギーでも使える金属へ切り替え
金属アレルギーの方でも身に着けることのできる金属があるのをご存じでしょうか。 実は金属の中にも金属アレルギーが発症しやすい金属と発症しにくい金属があるんです。
参考:それ本当に大丈夫?金属アレルギーの方向けアクセサリーの選び方
わたしがおすすめするのはシルバー925とサージカルステンレス(医療用ステンレス)の2種類になります。
シルバー925とは、92.5%が純銀でできている金属の名前です。銀は性質上、100%で作ると柔らかくなりすぎてアクセサリーには少し不向きなんです。そのため、92.5%という絶妙なバランスで作られています。ただし、現在は技術が向上したからか、プレミアムシルバー950という銀もあります。
銀は、金属アレルギーを引き起こしにくいと言われています。汗を掻いても赤くもかゆくもなりません。ただし、残りの7.5%には気を付けなければなりません。この7.5%で金属アレルギーが発症する可能性があるからです。
- 金
- 銀
- プラチナ
- 純チタン(純製がおすすめ!)
- SUS316L(通称サージカルステンレス)
上記に上げた金属が金属アレルギーを起こしにくいと言われています。個人的なおすすめはサージカルステンレスです。SUS316Lと呼ばれるこの金属は医療目的に開発されているため、金属アレルギーが起こりにくくなっています。
また、ステンレスなので他の貴金属に比べて安価に手に入ることも魅力的です。
参考:サージカルステンレスってなに?本当に金属アレルギーでも大丈夫なの?
この言葉のように、『100%アレルギーが起こらない』とは、どこに言っても表現されることはありません。なぜなら、何の金属がアレルギーかは個人によって違うため、保証できないからです。何の金属がアレルギーかは皮膚科で調べることもできます。結局、個人差がありますので怖い場合は皮膚科で調べてから身につけましょう。
まとめ
金属アレルギーの方が樹脂ピアスを使うデメリットは以下の三つです。
- とにかく樹脂ポストが折れる
- デザインがあまり選べない
- ホールに雑菌が繁殖しやすい
そのため、ぜひおすすめしたいのは金属アレルギーの方でも使える金属へ切り替えるという方法です。大切なのは自分の体調や体質を正しく把握することです。それを踏まえて楽しいアクセサリーライフを送りましょう。
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