こんにちは。金属アレルギー対応のアクセサリーショップのBartlett(バートレット)です。
今回はアクセサリーのロジウムコーティング(ロジウムメッキ)についてお話ししたいと思います。
ロジウムコーティングされているアクセサリーは金属アレルギーの方でも身に着けることが出来るのかというお問い合わせをいくつかいただいております。
そこでロジウムコーティングとはそもそも何なのか。どうしてコーティングするのかなどをお話しできればと思っています。よろしければお付き合いください。
ロジウムコーティングとは?
ロジウムコーティングはプラチナ仕上げだったりプラチナコートと呼ばれたりしている表面処理です。この表面処理をすると変色しにくく、高級感が増すため、見栄えが非常に良くなります。様々なメーカーやブランドでも取り入れられているコーティング方法です。
そもそもロジウムとは?
ロジウムは原子番号45の元素です。元素記号はRh。化学の授業を思い出しますね。1803年にウィリアム・ウォラストンによって白金鉱石から発見されました。現在でも白金鉱石から不純物として産出されています。
どうしてロジウムなのにプラチナ仕上げと呼ばれるのか
ロジウムがどうしてプラチナと呼ばれるのかというと、このロジウムは白金(プラチナ)族の元素なのです。ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、プラチナは同じ白金族なのです。そのため、ロジウムコーティングはプラチナ仕上げやプラチナコートと呼ばれるんですね。
前述しましたが、白金鉱石から発見され、今でも白金鉱石から算出されています。つまり、プラチナと同じ鉱石からロジウムも作られているんです。
ロジウムコーティングのメリット
ロジウムはプラチナと同様に耐食性が高く、耐磨性も高い金属です。そのため手入れが簡単で輝きを保ちやすいため、様々なアクセサリーで採用されているんです。また、ロジウムコーティングをすることによって金属の変色を防ぐことができ、シルバーのように変色してしまう心配が無いのもメリットです。
また、ロジウムコーティングは汗や皮脂で簡単に溶け出すことは無いので、丈夫で剝がれにくい特徴も持っています。
ロジウムコーティングは金属アレルギーでも大丈夫?
ロジウムコーティングされたアクセサリーを金属アレルギーの方が身に着けても大丈夫だと思っています。
ロジウム自体も金属の一種です。ですが、ロジウムに対して金属アレルギー症状を持つ方はほとんど居ません。金属アレルギーの方でもプラチナ仕上げのされたアクセサリーを身に付けて汗を流しても、アレルギー反応は出ませんでした。
ロジウムコーティングの注意点
金メッキでも説明しましたが、ロジウムコーティングもメッキ仕上げです。表面処理である以上、絶対に剥がれないという保証はありません。
参考:金属アレルギーでも身に着けられる金メッキ(ゴールドメッキ)の注意点
強くぶつけたり、研磨剤が含まれているクロスで拭けば、あっという間にコーティングは剥がれてしまいます。そのため、地金(コーティングされている金属)に何が使われているかも把握しておくことが重要です。
本隊の金属が複数の金属(合金)が使用されていたり、ニッケルや鉄、コバルトやスズが使われている場合は注意が必要です。コーディングが剥がれた際に金属アレルギーになってしまう可能性が高いからです。
「ロジウムコーティングなのに金属アレルギーの症状が出た」
という方は地金が原因で金属アレルギーの症状が出た可能性があります。きちんとコーティングされていなかったか、コーティングが剥がれている可能性があります。アクセサリーの使用をお辞めになった方が良いかもしれません。
金属アレルギーになりにくい金属
金属アレルギーの方は金属アレルギーにならない金属のアクセサリーを選ばなければなりません。しかし、どんな金属がアレルギーを発症しないのかなんてわかりませんよね。そこで、カンタンにですが、金属アレルギーになりにくい金属をまとめました。
- プラチナ
- ゴールド
- シルバー
- チタン
- タンタル
- サージカルステンレス
となっています。聞き馴染みのある貴金属から聞き馴染みのない貴金属まであるかもしれません。これらの金属でメッキ処理している場合は、金属アレルギーが発症する可能性は低いと考えて良いでしょう。ただ、含有率だけは確認ください。
参考:金属アレルギーでも身に着けられる金メッキ(ゴールドメッキ)の注意点
Bartlettの金属アレルギーに対する考え方
私たちのコンセプトは「金属アレルギーの方でも安心して使用できるアクセサリー」です。そのため、金属は主に医療用のサージカルステンレスを使用しています。サージカルステンレスは金属アレルギーになりにくい金属として親しまれている金属の一つです。
サージカルステンレスってなに?本当に金属アレルギーでも大丈夫なの?
良かったら、こちらの記事も読んでみてください。皆様のステキなアクセサリーライフをBartlettは応援しております。
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