こんにちは。金属アレルギー対応のアクセサリーショップのBartlett(バートレット)です。
金属アレルギーの症状って大変ですよね。痒くなったり赤く腫れたり症状は千差万別だと思いますが、辛いのには変わりません。そこで今回は市販のステロイド軟膏であるリンデロンVsについて調べてみました。
アクセサリーを身に着けていると十人に一人が金属アレルギーになってしまうそうです。また、金属アレルギーはいつ発症するかわかりません。まだ発症していない方は万が一、金属アレルギーが発症したときのことを考えて金属アレルギーに対する知識を深めておきましょう。
参考:ネックレスを身に着けた時の金属アレルギー症状とその対応策
参考:金属アレルギーって日本人に何人居るの?何人に一人の割合で発症するのか調査
金属アレルギーとは?
まずは金属アレルギーについておさらいしておきましょう。
金属アレルギーとは、金属と皮膚や粘膜が接触することで生じるアレルギー性の接触皮膚炎です。金属アレルギーは、原因や症状によって、局所性接触皮膚炎と全身性接触皮膚炎の2種類に分けられます。
また、金属アレルギーは発症してしまうと完治することは無い病気と言われています。そのため、金属アレルギーに対する知識は深めておいて損はありません。
参考:金属アレルギーが完治することはあるの?発症の原因と予防、対策方法まとめ
今回は局所性接触皮膚炎の対応策としてのリンデロンVsについて調べてみました。
リンデロンVsとは
リンデロンVsはシオノギから発売されている市販のステロイド外用剤になります。すぐれた抗炎症作用を持ち、「ベタメタゾン吉草酸エステル」を配合したリンデロンVs軟膏クリームローションは、しっしん、皮ふ炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましんといった症状に効果を発揮するそうです。
効能・効果
どのような症状に効くのかというと『しっしん、皮ふ炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましん』と公式ホームページには記載されています。
金属アレルギーの主な症状は『かゆみ』になりますので、リンデロンVsは効果的だと思います。私自身の実体験で恐縮ですが、金属アレルギーらしき症状が発症した場合はリンデロンVsを頼ることにしています。かゆみが収まるだけでも全然違うなと実感しています。
軟膏、クリーム、ローションの違い
軟膏タイプとクリームタイプとローションタイプの3タイプあるのは嬉しいですね。では、どのように使い分ければ良いのでしょうか。
軟膏 | クリーム | ローション | |
---|---|---|---|
基剤 | 油 | 水と油を混ぜた乳化剤 | 水と油を混ぜた乳化剤 (※水分量がクリームより多い) |
刺激性 | 弱い。 | 軟膏に比べて強い。 | 軟膏に比べて強い。 |
べたつき | 強い。 | 水を含むので伸びがよく、べたつきにくい。 | 軟膏やクリームに比べて、ベタつきにくい。 |
皮膚吸収 | クリームより遅い。 | 吸収されやすい。 | 軟膏より吸収されやすい。 |
使用に適した患部 | どんな状態の患部にも使える。 刺激性が弱いので肌の弱い人にも使える。 |
主に乾燥している患部に使用。 ジュクジュクした患部、傷がある部分には適さない。 |
軟膏やクリームが塗りにくい、頭皮など有毛部に適している。ジュクジュクした患部、傷がある部分には適さない。 |
長所・短所 | 保湿力が高く、皮膚を保護する。 | さらっとした使用感から夏場は軟膏からの変更使用もある一方、汗で流れやすい。 | 伸びがよく、さらっとした使用感。水分が多く気化しやすいので夏場など汗をかくときのからだにも使いやすい。 |
※公式サイトより抜粋
となっています。汎用性が高いのは軟膏だと思いますので、軟膏を購入しておけば問題はないでしょう。私も軟膏を愛用しています。
ステロイド外用剤について
ステロイド外用剤には、その効果によって5段階のランク付けがされています。
5段階のうち、一番強い1群の『ストロンゲスト』と2群の『ベリーストロング』は病院で処方される処方薬のみとなっています。どうしてもかゆみが引かない場合は病院でどちらかを処方してもらいましょう。
市販薬は、ストロング、ミディアム、ウィークの3段階に限られています。そしてリンデロンVsは全体の真ん中に当たるストロングに位置しています。皮膚に与える影響も小さくありません。肌が弱い方は薬剤師に相談の上、購入を検討してみてください。
痒み止めはおうちに常備してあると安心感が違います。リンデロンVs軟膏ではなくても良いので、常備しておくことをおすすめします。
まとめ
金属アレルギーの症状を治すためにはまず、原因となる物質との接触を避けることが大切です。
また、金属アレルギーのなかでも、局所性接触皮膚炎の症状は市販薬で対処できますが、全身性接触皮膚炎は原因を特定しづらく、他の病気の可能性もあるため、病院での受診が必要です。
市販薬はあくまでも緊急措置用と考えていただき、必ず皮膚科の先生に相談するようにしましょう。アクセサリーを身に着けると気分が上がったりしますが、まずは自分の身体を労わることから始めることをおすすめします。
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