こんにちは。金属アレルギー対応のアクセサリーショップのBartlett(バートレット)です。
金属アレルギーだと一目惚れだけでは、かんたんにピアスを購入できないのがつらいところですよね。そんな中、「素材:亜鉛」というピアスを見つけました。亜鉛と表記したピアスなんて聞いたことがない方も多いと思いますので、そこで今回の記事では主に亜鉛とは、金属アレルギーで使っても大丈夫なのかについて解説します。
亜鉛とは
名前だけなら、理科の授業で出てきたような気がしますよね。ですが、せっかくなのでこの機会におさらいしてみましょう。
亜鉛(あえん、英: zinc、羅: zincum)は、原子番号30の金属元素。元素記号は Zn。亜鉛族元素の一つ。安定な結晶構造は、六方最密充填構造 (HCP) の金属。必須ミネラル(無機質)16種の一つ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
亜鉛は、金属でもあり、サプリメントとしても使われているミネラルでもあります。ただ摂りすぎると、人体には有害なので摂取量は守りましょう。サプリメントでもある一方、亜鉛は合金としてもたくさん使われています。
亜鉛の用途
亜鉛は融点が低く(溶けやすく)、衝撃に強い性質から、エンジン部品などにも合金として、広くたくさん使われています。高い鋳造性や良好な機械的性質をもっており、アルミ合金に次ぐ使用量のある材料なんです。
「トタン」という言葉を耳にしたことはありませんか?トタン屋根などのトタンです。このトタンは、亜鉛メッキ鋼板のことを指しています。意外と身近に亜鉛合金は活躍しているのです。
亜鉛メッキとは?
亜鉛は、錆を防ぐメッキ(表面処理)としても幅広い分野で使われています(なのでピアスでもたまに登場します)。一番有名な電気亜鉛メッキは、メッキ後にクロメート処理という処理をすることで商品を錆びにくく、変色からも防ぐ効果があります。
クロメート処理とは
クロメート処理とは、クロム酸を主成分とする処理液で表面処理する方法のことをいいます。 亜鉛やアルミ、マグネシウムにする場合、これらの金属がクロム酸で溶解することで、クロムの一部が還元されて水和クロムによる皮膜が形成され、残ったクロムによる効果と相まって耐食性を向上させる処理のことです。
簡潔に言うと、亜鉛やアルミ、マグネシウムなどの耐食性を向上させる処理のことだと覚えておきましょう。
金属アレルギーでも使って大丈夫なの
そんな亜鉛を、アクセサリーに使ったらどうなのか。結論から言うと、もしあなたが金属アレルギーなら、亜鉛合金のピアスはやめておいた方が良いと思います。以前別の記事でも紹介しましたが、亜鉛は、金属アレルギーになりやすい金属の中でも上位。汗に溶けやすい金属なのです。
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亜鉛が含まれる合金
例えば他に、真鍮というアクセサリーもありますよね。
あれは、銅と亜鉛を合金にしたものの総称です。亜鉛に関連して真鍮もニッケルほどではありませんが、金属アレルギーさんからすれば汗に金属イオンが溶け出る可能性は高いので、ショッピングするときは最初から避けておいた方が良いです。
関連:真鍮(ブラス)とは?金属アレルギーでも真鍮(ブラス)は身に着けられる?
亜鉛合金ピアスまとめ
今回のご紹介内容をまとめます。
- 亜鉛は、サプリメントなど幅広い分野で活躍している金属
- 金属アレルギーの方には不向きな金属
亜鉛ピアスやネックレスには魅力的なアイテムが多いのも事実ですが、アレルギー症状が出てしまっては元も子もなくなってしまうので、気持ちを切り替えて他のピアスを楽しむことにしましょう。
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